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2025.4.18 カナダ University Vice Presidents Network が視察に来られました
2025年3月27日(木) カナダ University Vice Presidents Network が本センターを視察されました。
成島センター長をはじめ、先生方から研究の概要などの説明がなされ、共同試作・実証フロアの視察をし、活発な意見交換が行われました。
2024.12.10 2024年12月5日(木)『東北大学レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター第10回フォーラム・東北大学材料科学コアリサーチクラスター第2回産学連携フォーラム』を開催しました。
2024年12月5日(木)『東北大学レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター第10回フォーラム・東北大学材料科学コアリサーチクラスター第2回産学連携フォーラム』を開催しました。
当日は約148名の方々にご参加いただきました。 各ご講演者様の講演内容に対し活発な意見交換も行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
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基調講演 「成長志向型の資源自律経済確立に向けた取組」
経済産業省 GXグループ 資源循環経済課 企画調整係長 水上 智弘
基調講演 「アルミから始まる資源循環社会の構築 ー 富山の挑戦 ー」
富山大学 学長補佐 学術研究部・都市デザイン学系
先進アルミニウム国際研究センター
教授・センター長 柴柳 敏哉
講 演1 「省エネ動作を可能にする相変化メモリ材料」
東北大学材料科学コアリサーチクラスター 東北大学工学研究科
知能デバイス材料学専攻副クラスター長・教授 須藤 祐司
講 演2 「レアアース磁石の研究を通じて考える/~レアメタルからグリーン
イノベーション、そしてサーキュラーエコノミーへと~」
東北大学副理事(産学連携担当) 東北大学工学研究科
技術社会システム専攻 特任教授・名誉教授 杉本 諭
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2024.11.27 ひたちなか・東海行政連絡協議会が視察に来られました。
令和6年11月19日(火) 本センターをひたちなか・東海行政連絡協議会が視察いたしました。
成島センター長をはじめ、先生方から研究の概要などの説明がなされ、共同試作・実証フロアの視察をし、活発な意見交換が行われました。
2024.7.25 群馬県議会総務企画常任委員会が視察に来られました。
令和6年7月18日(木) 本センターを群馬県議会総務基幹常任委員会が視察いたしました。
成島センター長をはじめ、先生方から研究の概要などの説明がなされ、共同試作・実証フロアの視察をし、活発な意見交換が行われました。
2024.6.4 【テレビ出演のお知らせ】NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」(田所研)
6月8日、田所研の災害救助ロボットが下記の番組にて紹介されます
日時:6月8日(土) 午後8:15~午後8:55
番組名:NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」
エピソードテーマ:~世界も注目!災害時に活躍する日本の技術~
NHK カネオくん番組WEBサイトリンクはこちら
https://www.nhk.jp/p/ts/ZV9LQ9
東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター:Xの投稿リ
https://x.com/TCPAI_Tohoku_U/s
2023.12.25 令和5年12月18日(月)『レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター(RaMGI)第9回フォーラム』を開催しました。
令和5年12月18日(月)『レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター(RaMGI)第9回フォーラム』を開催しました。
当日は約110名の方々にご参加いただきました。 各ご講演者様の講演内容に対し活発な意見交換も行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
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基調講演 「レアメタルに関するNEDOの取り組みと最近の動向」
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
材料・ナノテクノロジー部 統括研究員 依田 智
講 演1 「住友金属鉱山株式会社のカーボンニュートラルに向けた取り組み」
住友金属鉱山株式会社(GX材料科学共創研究所)
技術本部 技術企画部 担当部長 飯田 潤二
講 演2 「次世代放射光でレアメタル・イノベーションに挑む」
国際放射光イノベーション・スマート研究センター
階層的計測スマートラボ 西堀 麻衣子教授
講 演3 「セメントコンクリート分野におけるカーボンニュートラルに向けた動向と研究開発」
工学研究科土木工学専攻 皆川 浩准教授
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2023.12.22 田所諭教授がNHK 「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」に出演しました。
2023年12月9日(土)、NHK 「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」に、田所諭教授が出演しました。
「建築!医療!食品!ロボットのお金の秘密」というタイトルで、最先端の災害救助ロボットが紹介されました。
・番組情報
番組名 : NHK 「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」
内容 : 「建築!医療!食品!ロボットのお金の秘密」
放送: 2023年12月9日(土)20:15 – 20:50
・関連URL
有吉のお金発見 突撃!カネオくん
2023.5.30 レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター長に 成島 尚之(大学院工学研究科 教授)が就任致しました。
令和5年4月1日より成島 尚之(大学院工学研究科 教授)がセンター長に就任致しました。
成島 尚之教授のプロフィール(東北大学のサイトが開きます)
新しい当センターの体制は以下となります。
・副センター長 小川 和洋 教授(大学院工学研究科)
・副センター長 桐島 陽 教授(多元物質化学研究所)
・部門長
レアメタル一次資源部門 朱 鴻民 教授(大学院工学研究科):新任
レアメタル低減・代替材料部門 冨重 圭一 教授(大学院工学研究科)
クリーンエネルギー関連デバイス部門 安藤 康夫 教授(大学院工学研究科)
レアメタル再生部門 李 玉友 教授(大学院工学研究科)
附属レアメタル含有放射性物質取扱い研究施設 桐島 陽 教授(多元物質化学研究所)
成島 尚之 新センター長あいさつ・組織図は以下のURLからご覧ください。
https://www.ramgi.tohoku.ac.jp/aboutus/
2022.12.22 令和4年12月12日(月)『レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター(RaMGI)第8回フォーラム』をWeb開催しました。
令和4年12月12日(月)『レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター(RaMGI)第8回フォーラム』をWeb開催しました。
当日は約90名の方々にご参加いただきました。
各ご講演者様の講演内容に対しカーボンニュートラルに向けての活発な意見交換も行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
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基調講演 「自動車三元触媒の貴金属使用節減と貴金属フリー化」
京都大学大学院工学研究科分子工学専攻 田中庸裕教授
講 演1 「DOWAグループのグリーンイノベーション・ビジネスについて」
DOWA共創研究所・運営総括責任者 佐藤王高特任教授
講 演2 「スマートインフラマネジメントの実現に向けた
量子スピントロニクスセンサの開発」
RaMGIクリーンエネルギー関連デバイス部門
工学研究科応用物理学専攻 大兼幹彦教授
講 演3 「グリーンイノベーションに資する省エネ半導体と
そのシステム応用」
RaMGIレアメタル低減・代替材料開発部門
国際集積エレクトロニクス研究開発センター 遠藤哲郎教授
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2022.10.4 東北大学とTDKとの連携強化に向けた『TDK×東北大学 再生可能エネルギー変換デバイス・材料開発共創研究所』の設置について ‐2050年カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指して –
【概要】
国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男、以下、「東北大学」)は、2050年カーボンニュートラル社会実現への貢献を目的として、TDK株式会社(所在地:東京都中央区、社長:齋藤 昇、以下、「TDK」)と『TDK×東北大学 再生可能エネルギー変換デバイス・材料開発共創研究所 (以下「共創研究所」※1) 』を2022年10月1日に設置しました。両者は今後、再生エネルギー変換デバイス・材料に関する共同研究を加速するとともに、人材の育成、新規研究開発テーマの企画共創を行ってまいります。
2022.7.1 東北大学と大同特殊鋼の連携強化に向けた 『大同特殊鋼×東北大学 共創研究所』の設置について ーグリーン社会の実現に向けた高機能軟磁性材料の研究推進 ー
【概要】
国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男、以下、「東北大学」)と 大同特殊鋼株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長執行役員:石黒 武、以下、「大同特殊鋼」)は、グリーン社会の実現に向けたCASE(※1)関連の技術革新に貢献する高機能軟磁性材料の研究推進を目的として、2022 年 7 月 1 日に『大同特殊鋼×東北大学 共創研究所』(以下「共創研究所」)(※2)を設置しました。今後両者は、強固な産学連携体制のもと、企業技術者と大学研究者の部門横断的な連携を通じて、CASE関連製品の基幹部品に多様な形で関わる軟磁性材料に関して、特有の技術課題の基礎研究から新材料開発までの共同研究を加速推進します。
東北大学と大同特殊鋼は、これまでも鉄鋼材料のみならず高機能材料各種の基礎研究を行ってきました。両者は、共創研究所での部門横断的な産学連携活動を通じて、今後のCASE関連製品の技術革新に貢献する高機能軟磁性材料の研究や人材育成をさらに加速させることで、グリーン社会の実現に貢献してまいります。
2022.4.27 レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター長に 久田 真(大学院工学研究科 教授)が就任致しました。
令和4年4月1日より久田 真(大学院工学研究科 教授)がセンター長に就任致しました。
久田 真教授のプロフィール(東北大学のサイトが開きます)
新しい当センターの体制は以下となります。
・副センター長 小川 和洋 教授(大学院工学研究科):新任
・副センター長 桐島 陽 教授(多元物質化学研究所)
・部門長
レアメタル一次資源部門 成島 尚之 教授(大学院工学研究科)
レアメタル低減・代替材料部門 冨重 圭一 教授(大学院工学研究科)
クリーンエネルギー関連デバイス部門 安藤 康夫 教授(大学院工学研究科)
レアメタル再生部門 李 玉友 教授(大学院工学研究科)
附属レアメタル含有放射性物質取扱い研究施設 桐島 陽 教授(多元物質化学研究所)
久田 真新センター長あいさつ・組織図は以下のURLからご覧ください。
https://www.ramgi.tohoku.ac.jp/aboutus/
2022.3.8 少ないレアアース量でネオジムボンド磁石と同等磁力を持つサマリウム鉄系等方性ボンド磁石を開発
国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男、以下「東北大学」)大学院工学研究科、株式会社東芝(本社:東京都港区、代表執行役社長 CEO:綱川 智、以下「東芝」)は、車載用等の小型モーター向けに、性能は現在と同等で、より継続的に生産を続けられ、さらに安価に生産できる可能性のある新しい等方性ボンド磁石を開発しました。磁石素材の主成分であるレアアースを、今後の需要の急騰によって長期間の調達が懸念されるネオジムから、余剰が見込まれるサマリウムに変えました。さらに素材に含まれるレアアースの含有量を約半分に減らしても同等の磁力を出せることを確認しました。本磁石を用いることで、現在の主流となっているネオジム磁石を使用した場合と同等のエネルギーロスの少ない高効率モーターの実現が見込め、カーボンニュートラル社会への貢献が期待できます。
工学研究科リンクページ
大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻 教授 杉本 諭 研究室ウェブサイト
2021.11.30 レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター(RaMGI)第7回フォーラムを開催しました。(令和3年11月22日(月))
令和3年11月22日(月)『レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター(RaMGI)第7回フォーラム』をWeb開催しました。
当日は約180名の方々にご参加いただきました。
各ご講演者様の講演内容に対し活発な意見交換も行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
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招待講演
「グリーンイノベーション基金事業の概要とねらいについて」
経済産業省産業技術環境局
カーボンニュートラルプロジェクト推進室長
笠井 康広 氏
講演
1.「グリーン製鉄プロセスを目指した最近の研究」
RaMGIレアメタル一次資源部門
環境科学研究科 村上 太一 準教授
2.「都市下水中新型コロナウイルスモニタリング
に基づく新規陽性者数予測」
RaMGIレアメタル再生部門
工学研究科 佐野 大輔 教授
3.「サーキュラーエコノミーから見たクリティカルメタルの循環」
多元物質科学研究所((一社)循環経済協会代表理事)
中村 崇 名誉教授
4.「次世代放射光でレアメタル・イノベーションを起こせるか?」
国際放射光イノベーション・スマート研究センター
高田 昌樹 教授
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2021.10.14 東北大学と愛知製鋼による「組織的連携協定」の締結及び「共創研究所」の設置について ‐カーボンニュートラル実現に向けて「素材・プロセス共創研究所」を起点に次世代電動アクスル時代を見据えた研究開発を始動
国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男、以下「東北大学」)と愛知製鋼株式会社(本社:愛知県東海市、代表取締役社長:藤岡 高広、以下「愛知製鋼」)は、両組織による共同研究や新たな企画立案などの産学連携活動の質を高め、「組織」対「組織」の強固で幅広な連携へと展開することを目的とした「組織的連携協定」(以下 本協定)を締結しました。
また、本協定の枠組みの一環として、カーボンニュートラルの実現に向けた研究開発を加速するため、次世代モビリティ時代を見据えた「愛知製鋼×東北大学 次世代電動アクスル用素材・プロセス共創研究所」を併せて設置し、2021年10月1日から2024年9月30日までの3年間の計画で活動を開始しました。この共創研究所は、東北大学で2021年4月に創設された「共創研究所」制度の第一号となります。
2021.6.25 知能デバイス材料学専攻 杉本諭教授と松浦昌志講師が、一般社団法人粉体粉末冶金協会研究進歩賞を受賞
知能デバイス材料学専攻 杉本諭教授と松浦昌志講師が、一般社団法人粉体粉末冶金協会 第45回 研究進歩賞 を受賞しました。
本賞は、粉体および粉末冶金に関する優秀な技術開発で、(1)独創的アイデアによるもの、(2)技術開発として先駆的で評価の高いもの、に授与されるものです。
賞名
一般社団法人粉体粉末冶金協会 第45回研究進歩賞
受賞対象
・題目:「新規粉末作製プロセスによる⾼特性Sm‐Fe‐N系磁⽯の開発」
・受賞者:松浦昌志講師、杉本諭教授
・授与機関: 一般社団法人粉体粉末冶金協会
・選考:令和2(2020)年度
・受賞日:令和3(2021)年6月3日
協会URL
https://www.jspm.or.jp/application/files/8216/1957/6102/2020award.pdf
2021.4.16 インフラ設備点検に適したドローン離着陸システムに関する共同研究を開始(田所研究室)
国立大学法人東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター(所在地:宮城県仙台市、センター長:田所 諭、以下:東北大学)と株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)は、インフラ設備点検に適したドローン離着陸システムに関する共同研究を2021年4月16日より開始します。
東北大学が有するドローン離着陸システムの基本技術と、NTTデータがこれまで航空分野で培ったドローンの複数集中管理および空域管理のノウハウを基に、電力・ガス・水道・通信等の各種設備や橋梁等のインフラ点検業務に適した離着陸システムの研究に取り組み、インフラ設備点検業務の効率化や高度化、ドローン市場の発展をめざします。
詳細(プレスリリース本文)
研究室㏋
関連記事(東北大学HP)
2021.4.2 「インフラ情報マネジメントプログラム共同研究部門」開設 ~先端技術を導入した新しいインフラメンテナンスサイクルシステムの構築~(久田プロジェクト)
東北大学大学院工学研究科インフラ・マネジメント研究センター(以下、「インフラ・マネジメント研究センター」)と福井コンピュータ株式会社(以下、「福井コンピュータ」)、株式会社インフラ・ストラクチャーズ(以下、「インフラ・ストラクチャーズ」)は、地方自治体向けの新しいインフラメンテナンスサイクルシステム(インフラの維持管理業務の点検・診断・設計・施工・記録等のサイクルを一元化したシステム)の構築を目的として、令和3年4月に「インフラ情報マネジメントプログラム共同研究部門」(以下、「本共同研究部門」)を東北大学大学院工学研究科に開設致します。
本共同研究部門では、インフラ・マネジメント研究センターが構築した「東北インフラ・マネジメント・プラットフォーム*」を活用して、福井コンピュータの3次元化技術とインフラ・ストラクチャーズのドローン点検技術やAI診断技術等を地方自治体のインフラ維持管理業務へ導入します。従来の建設・土木関係者だけではなく、IT技術者を参画させることで、新しいインフラメンテナンスサイクルシステムを構築し、地方自治体が抱える課題の技術者不足を先端技術でカバーし、業務の効率化・高度化によりコスト削減を図ります。地方自治体のインフラメンテナンスサイクルが効率よく確実に回ることで、将来的には国土強靭化へつながることが期待されます。
* 東北インフラ・マネジメント・プラットフォーム:
東北地方における産学官をネットワーク化し、研究開発された知識や技術を合わせて改良することで、社会実装につなげることを目的としたプラットフォーム。産学官それぞれのリソースを循環させ、地域活性化につなげる。各組織が持つ知識・ニーズ・場・人材が集結したワンストップでの活動が可能なゲートウェイ。
詳細(インフラ・マネジメント研究センターHP)
関連記事(工学研究科ウェブサイト)
2021.3.9 須藤祐司教授(知能デバイス材料学選考)等2次元層状物質に新たな結晶状態を発見 – 原子配置の長距離秩序とランダム性の同時発現 -(杉本プロジェクト)
2次元層状物質は、次世代の電子デバイス材料として多くの注目を集めています。東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻の畑山祥吾学術研究員、須藤祐司教授らは、国立研究開発法人産業技術総合研究所デバイス技術研究部門の齊藤雄太主任研究員らのグループと共同で、2次元層状物質の一つとして知られるCr2Ge2Te6薄膜が、原子配列の長距離秩序とランダム性を同時に発現する特殊な結晶状態を示すことを突き止めました。この新しい結晶状態は、原子配列がランダムなアモルファス状態から規則正しい原子配列を持つ結晶状態へと変化する過程で出現しますが、ファンデルワールスギャップ注2で区切られた各層は薄膜面に平行かつ規則正しく形成される一方で、各層内ではランダムな原子配列をとることが分かりました。高品質かつ大面積な2次元層状物質の作製手段として、アモルファス状態から結晶化させる手法の開発が期待されており、本研究の成果は2次元層状物質の産業化にも重要な知見となります。
本成果は、2021年3月8日(月)に英国科学誌Scientific Reportsのオンライン版で公開されました。